どうもこんにちは。
市民活動支援センター上野です。
私がサマーボランティアを担当して、今年で3回目です。
このプログラムを作る上で、担当者として大切にしていること、これからやってみようと思っていることなどを、ぽつぽつ書いてみます。
コロナで変わったサマーボランティア
調布サマーボランティアは、1993年からスタートし、今年で29年目を迎えました。
毎年、夏休み期間に、市内(近隣市含む)の福祉施設および市民活動団体の協力を得て、60以上のボランティア体験プログラムを実施し、学生を中心とした多くの参加者が、様々なボランティア活動を体験してきました。
しかし、昨年の新型コロナ感染症の流行をきっかけに、ボランティア活動は停止や縮小され、どうすれば活動ができるのか、方法を模索するようになりました。
最初の緊急事態宣言からそろそろ1年半ですが、未だ収束の予測が立ちません。
ネガティブな話題はつきませんが、こんな世の中の今だからこそ、ボランティア、または未来のボランティアの意識に、変化がおこる段階に来ているのではないか、とも考えられるのです。ならば状況に合わせた、今できることを提案していこうと✨💨
調布サマーボランティア2021では、ボランティア体験は13プログラムです。
(寄付体験プログラムを含めると35プログラム)規模はかなり縮小したように見えますが、その分、一人ひとりのサポートができるよう体制を整えました。
今回は、初めてサマーボランティアにご協力いただいた団体が多く、内容についても一から話し合い、準備してきました。3密を避けられるよう、屋外の活動が多いのも特徴です。
※サマーボランティアは《ボランティアの体験プログラム》ですので、多くの方が短期的な活動期間となります。利用者さんがいる団体・施設側へ、短期ボランティアの受け入れをお願いすることは、安全の確保が難しいと判断し、やめました。
私は、サマーボランティアは、初めてボランティアを体験する方が、トライできるような機会であってほしいと思っています。
初めてのことは、誰でも、だいたい上手くできません。
初めての活動先で、初めましての人に会い、初めての作業を、不安を感じながらやってみて、トライ&エラー体験をするのです。
職業体験とは違ってボランティアとして参加しますので、参加者には、活動先で何を担ったのか、ボランティアとして活動先にどんな刺激を与えたのか、ほんの少しでも、成功体験として持ち帰れるものがあってほしいと思っています。
サマーボランティアでは、その体験を見守れるようなサポートを意識しました。
(正直なところ、改善点はたくさん見つかっています😞💦次に活かせるように頑張ります)

ボランティアの意識
コロナ前と比べて、ボランティアの意識の変化を感じています。
例年のサマーボランティア参加者は、学校課題を理由に申し込んだ方が多い傾向がありました。その結果、プロセスよりも活動終了の事実が目標となってしまうケースが見られることがあり、課題と感じていました。(センターとしても、ボランティアに対する事前学習やサポートが不十分であったことを反省しています)
感染予防の観点から、今は学校が積極的に課題としてのボランティア活動を勧めることは減ったようです。サマーボランティアの申込者も、比例して減少傾向にありますが、継続的な活動希望者、または複数の活動体験先を選択する方はむしろ増えています。
これは、ボランティア活動者が、自主的に社会参加をしようとしてくれている表れではないかと考えています。
これからの変化を見ていくのが楽しみです😃✨

この先目指すこと
毎年、活動後のアンケート「今後もボランティアを続けていきたいですか?」の質問では、大半の人が「続けたい」と回答してくれます。その結果を見て、私たちは毎回とてもうれしい気持ちになります。しかし、皆さんにその次のボランティア活動を提案することは、なかなかできていないのが現状です。
サマーボランティアの参加者は、学生が主ですので、時間的な条件も含めると継続的な活動は難しいという事情もあると思います。
「楽しかったから、またやってみよう」と思ってくれた方に、せめて冬休みくらいには次のステップアップ企画の提案をできると、活動者の継続性、センターとボランティアとの親和性や、人材の広がりも期待できるのではないかと考えています。
今年こそは、実現したいです❗
調布市も他市に漏れず、どうやったらボランティア活動を止めずに、工夫した活動ができるのか、どうやったら安全に、みんなが安心して活動ができるのかを模索中であり、トライ&エラーの真っ最中です。
「ボランティアをやりたい」と思う気持ちには、常に向き合っていきたいと思っています。(希望通りの活動先でボランティアを行うことができない場合があるのも事実ではあるのですが・・😞💧)
私は、相談を受けた場合はまず「どんなボランティアをやりたいか」を聞いています。
それは、関心があること、得意なこと、期待すること・・ボランティアをする自分をイメージして、活動する日を楽しみにしてほしいと思っているからです。
やりたいな〜と思ったが吉日😃✨
私たちも、未来のボランティアと一緒にステップアップをしていきたいと思っています。
気軽に相談に来てくださいね❗

