2020年03月15日

えんがわだより2020年3月号 No.164「楽しく読むために」

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今月号の内容は!

★特集記事
楽しく読むために マルチメディアデイジー図書

★お知らせ
2020年度市民活動助成事業「えんがわファンド」募集 / 令和2年度ボランティア保険加入受付中 など

★市民活動支援センターからの発信
「初めてのスマホ講座」「何とももったいない!」「思いっきり大きな声を出して」




<特集記事>
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164号特集記事(PDF)

知的な遅れや視覚・聴覚には障がいがなく、本人の努力にも問題がないにもかかわらず、「読み書き」や「計算」など特定の領域で学習の遅れがみられるという障がいがあります。これは発達障がいの一つです。特に「読み書き障がい」は、就学以前に気づく事はまれで、学校に入ってから両親や担任の先生がその困難さに気がつく場合がほとんどです。
読みたいのに文字がにじんで見える、揺らいで見える、文字と音をむすびつけて認識することが難しいなど、うまく読めない人達への支援方法に「マルチメディアデイジー図書」があります。学校の教科書の場合、文字や図形を認識することが困難な児童・生徒がマルチメディアデイジー図書(教科書)を使うことで、テキストを音声が読みあげ、耳で聞き取ることができ、授業についていく助けとなります。
今号では2008年秋に設立された団体「調布デイジー」を紹介します。「調布デイジー」は発達障がい等の「読み書き」が困難な状態にある人のために、マルチメディアデイジー図書の制作活動をしています。また、多くの人に活動を知ってもらうための講演活動をおこなっています。読むこと書くことに困っている子ども達の快適な学習環境が整うよう、多くの時間を割いてボランティア活動を続けている「調布デイジー」の代表、牧野綾さんにお話を伺いました。牧野さんは「読み書き」が苦手な子どもの母親でもあります。

デイジー図書
印刷文字を読むことが難しい人を支援するためのデジタル録音図書です。
1枚のCDに1冊の図書をまるごと録音できます。

マルチメディアデイジー図書
発達障がいを含めた様々な障がい者や通常の印刷文字が読みにくい人が、専用の機器と再生ソフトを使って、読み上げる部分のテキストや画像がハイライトするところを目と耳で確認して読むことができるデジタル図書です。学校で使われる教科書に対応したものはマルチメディアデイジー教科書といいます。

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私の子どもが小学校低学年の頃に読み書きに障がいがあると気づきました。支援にはどんなものがあるのか調べたところ“マルチメディアデイジー図書”というものを知りました。当時、マルチメディアデイジー教科書はすぐには手に入らず、一番早く入手する方法は親である私が作ることでした。同時期に調布市立図書館でデイジー図書の講習会が開催されたので参加したところ、「この技術をそのままにして解散してしまうのは勿体ない」と参加メンバー同士で話が出ました。調布には当時このような活動をしているところがなかったこともあり「調布デイジー」を立ち上げました。

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マルチメディアデイジー

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私達の目標は、活動を終了することです。団体設立当初から「学校で読み書きに困っている児童・生徒に国が対応してくれるようになるまでボランティア活動を頑張ろう!」という皆の思いがありましたが、現在もボランティア活動は続いています。そしてマルチメディアデイジー教科書制作をボランティアが担っていることを多くの人がまだ知らないと思います。
教科書制作にかかる時間は平均して1ページに2時間30分程度かかっています。例えば小学校6年理科の教科書は182ページあって、182×2時間30分=455時間になります。私達素人のお母さんボランティアが夜なべして作るのではなくて、一日も早く、国がしかるべき予算を付けて、知識・技術を持つ専門家に作ってもらえるような社会になってほしいです。全国でデイジー教科書の利用者も著しく増加している現状があります。「読み書き」が困難な児童・生徒も快適に学習や読書ができる環境を整えてほしいと思います。

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市立中央図書館 利用者支援係(旧ハンディキャップサービス係)
読むことをサポートする様々な方法が展示されています

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障がいを持つ当事者や家族の思い、ボランティア制作活動の存在を多くの人に知ってもらい活用してもらう為に講演会を行っています。私も親として苦労したので親の立場から体験話をすることで、いま大変な思いをしている母親達から元気が出てきましたと感想をもらえることは嬉しく活動の励みになります。
2019年は「えんがわファンド」の力も借りて、発達障がい当事者やその家族に向けて座談会を催しました。障がいがあって不安を抱えている人に向けて進路や進学について経験者から話してもらったり、具体的な支援の紹介、漠然とした不安をより具体化することで早期に将来についての見通しをつけられるような情報を共有する内容でした。
この様な講演会の企画等で計画を立ててパッと動く、思い立ったら身軽に動けるところは市民活動の良いところだと思います。活動を続けて、ぽつぽつと存在が知られるようになって学校の先生ともつながりができて、少しづつ実を結び今があります。公立小学校の図書館ガイダンスでも紹介してもらえるようにもなりました。読みが苦手な子達にこういう物があるよと知らせる機会がまた一つ増えてよかったなと思います。今後も支援の輪が広がるようなつながりを大事に活動していきたいと思います。

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調布デイジー 代表 牧野 綾 さん

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牧野さんは近年、「調布デイジー」代表として講演会に招かれ登壇することも増えているそうです。牧野さんの編集・著作「読みたいのに読めない君へ、届けマルチメディアDAISY」(公益社団法人 日本図書館協会)を読んでくれた人や活動を通してつながった人から依頼を受けて、遠方へも出向き活動を広く周知しています。当事者の家族だからこそ見える視点は、今の当事者達の心に寄り添ったものになり、共感者とのつながりを深めています。私達も読み書き障がいやデイジー図書のボランティア活動の存在についての知識を深めるとともに、理解を高めていきましょう。

市民活動支援センター 浅見

デイジー図書は読み書きに障がいがある人ばかりではなく、視覚障がい、知的障がい、パーキンソン病、本を持って読むことが困難な人、高齢者等も活用できるそうです。通常の本が読みづらくなったらデイジー図書を使ってみると良い場合があるかもしれません。詳しくは調布市立図書館のホームページをご覧ください。

調布市立図書館 利用者支援係(旧ハンディキャップサービス係)
https://www.lib.city.chofu.tokyo.jp/hsindex?2







サポーター募集「調布のまちをあなたが変える」●

「調布で活動する団体を資金面から応援しよう」
皆様、市民活動支援センターでは、サポーター会員を引き続き募集しています。2019年度にお納めいただいたサポーター会費が、2020年度の「えんがわファンド」助成金の原資として活用されます。調布のまちがよりよくなるために、より多くの団体が新たな活動に取り組めるように、あなたも、サポーター会費を納める(資金提供)という形で、「よりよいまちへの循環」の輪に参加していただけませんか?

市民活動支援センター センター長 木 直

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えんがわファンドの流れ

市民
「サポーター会員になって地域を支える1人になろう」


サポーター会費としていただいたお金が、
えんがわファンドの主な財源となります


えんがわファンド
「調布のボランティア・市民活動を「資金」と「つながり」で助成する市民活動支援センターのプログラムです」


「えんがわファンド」を通して、調布の
まちをよくする活動をしているボランティア
グループ・市民活動団体に助成されます


NPO・ボランティア団体

「2006年 〜2018年まで延べ200以上の団体に総額1,100万円以上を助成してきました」


助成先団体は、このファンドによって
地域がより豊かになるよう、活動成果
でまちに還元しています


市民



サポーター会員になるには

●サポーター会費●
年額:1口3,000円
会員期間:加入日(4月1日以降)から翌年の3月31日まで

●納入方法●

窓口
受付場所:調布市市民プラザあくろす 市民活動支援センター
開館時間:平日・土日・祝日 8:30〜22:00
※休館日:毎月第3月曜日 月曜日が祝日の場合は、翌平日

郵便振込
口座番号:00190-9-583840
加入者名:社会福祉法人調布市社会福祉協議会
※通信欄に必ず「サポーター会費」とご記入ください。

サポーター会員が得られる6つの特典

@年に1回開催する「えんがわファンド交流会」の招待状が届きます

A機関誌「えんがわだより」が毎月1回届きます

Bセンターが主催する講座の参加費、電話代行サービスの利用料が20%OFFになります

Cセンター内にあるフリースペース「はばたき」を2ヶ月前から予約できます

Dセンター内にあるサポーター会員専用の広報スペースを使用できます

Eボランティアや市民活動情報の提供を定期的に受けられます(希望者のみ)

パンフレット(表)
パンフレット(裏)

えんがわだより2019年2月号 No.152「よりよいまちへの循環」
http://chofu-engawa.seesaa.net/article/464157051.html
これまでにえんがわファンドの助成を受けた団体の方からコメントをいただきました

えんがわだより2017年7月号 No.135「えんがわファンド 調布のボランティア・市民活動を応援するプログラム」
http://chofu-engawa.seesaa.net/article/451828000.html
えんがわファンドの紹介、今年度助成団体一覧

えんがわだより2017年8月号 No.136「えんがわファンド助成団体レポート」
http://chofu-engawa.seesaa.net/article/452782884.html
今年度の助成団体から3団体をレポート

えんがわだより2017年9月号 No.137「えんがわファンド助成団体レポート その2」
http://chofu-engawa.seesaa.net/article/453509158.html
助成団体レポートその2

えんがわだより2017年11・12月合併号 No.139「えんがわファンド助成団体レポート その3」
http://chofu-engawa.seesaa.net/article/454941040.html
レポートその3、ちょうふチャリティーウォーク2017 Photo Gallery

えんがわだより2018年1月号 No.140「えんがわファンド助成団体レポート その4 / ボランティアガイダンス」
http://chofu-engawa.seesaa.net/article/456302372.html
レポートその4、ボランティアガイダンス

えんがわだより2018年2月号 No.141「ファンドレイジングカフェ / えんがわファンド助成団体レポート その5」
http://chofu-engawa.seesaa.net/article/456941186.html
レポートその5

えんがわだより2018年5月号 No.144「もったいないと助けたい / 助成団体レポート FINAL」
http://chofu-engawa.seesaa.net/article/459468014.html
レポートFINAL





お知らせ


■ 消費税増税後のアベノミクスと日本経済のこれから

【内 容】調布憲法ひろば3月例会
     お話:山家悠紀夫(経済学者)
【日 時】2020年3月29日(日)13:30〜16:00
【場 所】調布市教育会館201会議室
【対 象】一般
【費 用】参加費300円
【問合せ】042-487-7710 調布九条の会「憲法ひろば」(石川)


■ 絵手紙「ももの会」メンバー募集

筆を動かし、口も動かし楽しく絵手紙を学びましょう‼
【内 容】月に1回、元気で顔を合わせ、絵手紙を学ぶ
     月1回 第1土曜日 10:00〜正午
【場 所】染地地域福祉センター 第1・2集会室
【対 象】絵手紙に興味のある方どなたでも
【費 用】参加費として1か月200円
【問合せ】042-481-3790 染地コーナー 渡邉


■ 染地パソコン教室&相談 生徒さん募集!!

パソコンに向かっている、とわからないことや質問したいことがでてきませんか?そんな時は是非ご参加ください
【内 容】テキストは使用しません パソコンを始めたい方、パソコンに関してのなんでも相談に先生が1人1人に丁寧に答えます
【日 時】月2回 第1・4金曜日 14:00〜16:00
【場 所】染地地域福祉センター ボランティア室
【対 象】パソコン初心者
【備 考】曜日が金曜日になりました!お気を付けください!
【問合せ】042-481-3790 染地コーナー 渡邉


■ なんてったってクラシック

クラシックが好きな方、クラシックを気軽に楽しみたい方、これからクラシックを聴いてみたい方、クラシックサロン♪なんてったってクラシック♪に集合‼
【内 容】クラシック大好きなスタッフがCDを持ち寄り、解説を加えたクラシック鑑賞会を開催しています
【日 時】月1回 第3水曜日 14:00〜16:00
【場 所】染地地域福祉センター 大集会室
【備 考】無料
【対 象】どなたでも大歓迎
【問合せ】042-481-3790 染地コーナー 渡邉


■ シニアが絵本を楽しむ会 メンバー募集

高齢者にとって滑舌の良い発音で朗読するのは脳トレにつながることをご存知ですか?
【内 容】絵本好き高齢者が集まり、好きな作品を紹介しあったり、朗読しています。月に1回は講師の方に指導を受けています。初めての方でも楽しくご参加いただけるサークルです。
【日 時】月2回 第1・第3水曜日 13:30〜16:00
【場 所】染地地域福祉センター 第3集会室
【対 象】絵本の好きな方・どなたでも
【問合せ】042-481-3790 染地コーナー 渡邉


■ 令和2年度ボランティア保険加入受付中

【内 容】ボランティア活動中のケガや事故に備える、傷害保険と賠償責任保険がセットになった保険です。2年度の加入をご希望の方は、お早めに手続きをお願いします。福祉活動やボランティア活動を目的とした非営利の団体が主催する行事に対する「行事保険」(当日参加対応型含む)
も受付中です。
【問合せ】市民活動支援センター及び、各コーナーで受付


■ 2020年度市民活動助成事業「えんがわファンド」募集

調布のボランティア・市民活動を「資金」と「つながり」で、助成する市民活動支援センターのプログラムです
【対  象】(1)調布市内で活動するポランティアグループ・市民活動団体
      (2)市内小中高等学校
【助成金額】各団体に対する助成金額は、10万円を上限とします。
【応募期間】2020年3月19日(木)午前9時〜4月28日(火)午後5時 必着
【選考基準】・公益性 ・先駆性 ・緊急性 ・継続性 ・地域性
      詳細はhttps://chofu-npo-supportcenter.jp/donation/donation4/


■ ボランティアガイダンス

あなたの想いを地域の力に!
ボランティアに興味のある初心者の方、地域とのつながりを求めているあなたのための講座です!

【日 時】4月18日(土) 13:30〜14:30
【問合せ】03-3326-4088 緑ヶ丘コーナー 折原
【場 所】緑ヶ丘地域福祉センター

【日 時】5月13日(水) 10:00〜11:00
【問合せ】042-481-7695 小島町コーナー 佐藤・倉田
【場 所】総合福祉センター 小島町コーナー


富士見地域福祉センター改修工事の延長に伴う富士見コーナー休館期間延長のお知らせ

改修工事終了後、開館日が決まり次第、市民活動支援センターホームページ等でお知らせします。改修工事期間中の連絡は市民活動支援センターまでお願いします。
休館中は、私が富士見町周辺での活動場所へ訪問して、お話を伺うなど、ご縁をつなぎます。ご要望があれば西部コーナーで打合せすることもできます。富士見コーナーでみなさまと開所を迎える日を楽しみにしています。
【問合せ】042-443-1220 市民活動支援センター 岡澤
     Eメール fujimi@ccsw.or.jp


音声ガイド、字幕つき映画体験会【中止のお知らせ】

【内 容】毎月、第1・4(水)に目や耳に不自由な方及び高齢者と共に音声ガイド・字幕付き映画を楽しんでいただいていましたが、3月の月例会は、急遽、中止することに致しました。4月以降については、3月の状況を注視しながら検討します。
【問合せ】電話&FAX 042-482-6581
     DEMAE調布 代表 石川嗣朗


「講座 毎日続けよう 能トレ!」

緑ヶ丘地域福祉センターで3月5日・7日の開催予定でしたが、延期になりました。開催日時は、4月以降にこの紙面でお知らせいたします。
【問合せ】03-3326-4088 緑ヶ丘コーナー 折原





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私たちは、日々いろいろな方々と共に、ボランティア・市民活動に関する取り組みを行っています。その中で、センター・コーナーのコーディネーターが感じたことや、みなさんに知ってほしい活動をご紹介します。


初めてのスマホ講座
菊野台コーナー

お使いの携帯は「ガラケー」ですか?「スマホ」ですか?
「ガラケー」をお使いの方の中には、「スマホ」に興味があるけど難しそうだし、お店に行ってもよくわからないまま契約しそうで不安、という方がいらっしゃるかもしれません。「スマホ」をお使いの方の中には、もっと便利に使いたいけど、近くに教えてくれる人がいなくて困っている、という方も。

そういったみな様のお役に立てればと、菊野台コーナーがある上ノ原・柏野小学校地域に、昨年10月に着任した地域福祉コーディネーター(CSW)柴垣と一緒に、菊野台地域福祉センターで「初めてのスマホ講座」を企画いたしました。おかげさまでたくさんのお申し込みをいただき、皆さまのニーズに合った良い企画を立てることができたと思っております。

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〇〇コーディネーターが多くてよくわからない、という声をお聞きすることがあります。確かに、調布社協にも、地域福祉コーディネーター(CSW)、生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)がいて、私は市民活動支援センターのコーディネーターです。担当している内容に違いはありますが、支え合う地域づくりを目指していることは一緒です。いつまでも住みつづけたいと思うまちづくりを目標に、これからも協力していきたいと思います。

(あおき)


何とももったいない!
小島町コーナー

総合福祉センター2階に、ボランティア活動室があるのをご存じでしょうか。
小島町コーナーに登録している団体の活動拠点となっています。施設からの依頼に応じてバッグやポーチを作るなど、手芸をする団体や、活動のための会議を開いている団体など、利用目的は様々。登録団体数は、現在100を超えていますが、実際にこの活動室を利用している団体は、20足らず。今はこの利用団体が減少していく傾向にあります。「調布駅前」という素晴らしい立地条件にも関わらず、この現象は何とももったいない!

活動拠点を探している団体の方、小島町コーナーの登録を検討してみませんか?登録の条件は、調布市内で活動しているボランティアの団体(自助活動団体は含みません)であること。メンバーに市外の方がいても大丈夫です。特典はいっぱい。例えば…印刷機の利用ができる、助成金情報など欲しい情報がもらえる、HPに団体情報の掲載ができる、等々。
ボランティア団体としての登録には、審査があります。登録申請用紙にご記入いただき、まずは申請してみてください。          

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(さとう)



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福祉の窓3月号に

うたごえ広場のことをのせていただきました。

ロナウイルスでさわいでいるけど、

その頃には大丈夫でしょうね、、、

一年に一度を楽しみにして下さる方もあります。

思いっきり大きな声を出して

ストレス発散です。

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(よつや)


(今回の記事は「えんがわだより」第164号に掲載しています)
posted by スタッフ at 09:00| えんがわだより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする