2017年03月17日

えんがわだより2017年3月号 No.131「リカバリーについて一緒に学びませんか」

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今月号の内容は!

★特集記事
リカバリーについて一緒に学びませんか

★お知らせ
こんぺいとう 子育てひろば始めます! / ♪ちょいボラ♪しませんか? など

★今月のつぶやき




<特集記事>

リカバリーについて一緒に学びませんか

みなさんはリカバリーという言葉を耳にしたことはありますか。リカバリー「recovery」は直訳をすると「回復」の意味がありますが、精神障がい領域の保健医療福祉分野においては病気が治ることではなく、1人の人として尊重され、希望を取り戻して社会で自分らしく生きていくことに本来の意味があります。日々過ごす中で全てが楽しいことばかりではないと思います。そんな時、ありのままの自分の存在を受け入れて話を聴いてくれる友達や仲間、家族の存在が心の支えとなって、生きる上での原動力につながっていくのではないでしょうか。
『リカバリーの学校 調布校』を立ち上げた飯野さんは、「こころが折れそうになることは他人事でなく、また恥ずかしいことではないと思えるような社会になったら」と考え、この活動を続けています。精神障がいのある人もそうでない人も自分の人生を豊かにするために、一緒に気軽に学びあえる場を、どのような思いでつくりあげたのか伺いました。

―今日は参加させていただき、ありがとうございます。まず、飯野さんがリカバリーの学校を立ち上げたきっかけを教えて下さい―

飯野 私が市役所で仕事をしていた中で、施設や病院で精神障がいのある人達が薬や病気の事ばかりを教えてもらい、自分でやりたいという気持ちを奪ってしまったり、無くしちゃっている気がして、その現状が悲しかったんです。また、治療や作業プログラムに徐々に慣れてきて体調が安定していくこと自体は、悪くないのかもしれないけれど、あわせてその先をどう見据えるかについて応援すべきだと思います。ただ、そういう場所がほんとうに少なく、窓口で紹介する先があまりにも偏っているなと仕事で感じていました。そこで自分で作るしかない、と考えたことがきっかけです。

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1つテーマを決めて考えます。
生きる上で大切なヒントが得られる教科書

―今回参加されたTさん、Sさん、Bさんはリカバリーの学校に参加してどうでしたか?―

Tさん テーマによっても、集まる人によっても話す内容が全然異なるので、そのときどきで受け取るもの、学ぶことが多いです。
Sさん 初めての参加だったのですが、すごくタイムリーなテーマだったので入りやすかったです。
飯野 初めてってすごくハードルが高かったと思います。今日来たことは、すごく勇気がいること。1人で何か学習会に参加するっていうのは不安ですよね。何回か来ると特殊な場ではなくて、普通というか精神疾患を経験していない人も来ているということが分かって安心感があると思いますが、一歩目を踏み出すことはとても大事ですよね。行きづらいだろうな〜と思いつつ、そうならないような雰囲気をつくっていきたいです。
Sさん すんなり入れてびっくりしました。
Tさん 参加者は診断名などをクローズにしている人が多いのではないですかね。それをオープンにするということはすごくハードルが高いことです。
Bさん 最初の自己紹介の時に「この場だけで」という約束を決めているので、わりとみんなも言いやすいのではないでしょうか。当事者は言えないことをいっぱい持っているので。

―会議、サークル活動、勉強会など仕切りもなく色々な人が利用し合うセンターのオープンスペース「はばたき」で活動する意義とは?―

Sさん 一歩進んでいるかなと自分の中では感じます。今まで閉じこもっていたのが、ワンステップ上がっていきたいなっていう気持ちで目指せる場所なのかな。
Tさん 自分の意志で来る場なので、進んでいる考えというか進むことに興味を持っている人、活力を持っている人がいるのではないかな、と。家族の方も、興味を持って来ている方もさまざまなカタチで、色んな方が「リカバリー」という意味で希望がもてる気がします。

―病院と異なる環境ですよね―

Bさん 今日自分がいたグループの話題として、当事者会に出ると独特の雰囲気があって、話も似たような方向にいってしまうことが多いけれど、リカバリーの学校だとそれがないからいい、とおっしゃっている方がいました。
飯野 僕にとっても大事なことについて考えたり、気づく場になっています。疾患がある、ないに限らず、「生きるとは何だろう」といことを程よく考えるいい場になっています。皆さんと一緒に考えられることは大切ですね。

―飯野さんが、リカバリーの学校の教科書をつくられるうえで工夫されたことがあれば教えていただきたいです―

飯野 よくある心理教育の本は、ストレスがあるとダムのように溢れてダメになっちゃいます、だから焦らずゆっくり過ごそう、そしてお薬は飲み続けないと、たとえ症状が安定していても再発の恐れがありますというところで終わっていることが多いんですよね。僕はそれの第2巻があってもいいのではないかと思いまして。退院をした人たちはどんな生活をしているのかということについて知る場がなかったんです。それを知るヒントのイメージで作りたかったんです。僕が「リカバリー」という言葉を学んだ時に「ストレングスモデル」がヒントになりました。
※ストレングスモデル
その人が元来持っている魅力や可能性に着目して、引き出し、活用していこうとするもの。

―リカバリーの学校には市民に限らず様々な地域から参加されている方が多いようですね―

Sさん 自分の生まれ育った地域や、住んでいる所だと活動しづらいと思います。なんか恥ずかしいとか知り合いに会いたくないとか、どんな生活をしているのか聞かれたくなくて。
Bさん Facebookでここを知って、ずっとひきこもりだったのに来たという人がいました。今みたいに情報が発達していない社会だったらこうはならなかったのではないかなと思います。
飯野 参加者の7〜8割近くは、Facebookを見て知った方だと思います。
Bさん 遠くから来る人はだいたいそうですよね。
飯野 あとは参加者の口コミですかね。また、今日は「182ch」というフリーペーパーに掲載して、それを見た人たちが来ていました。ちょっと距離があるから行きやすい、という話を聞くと、近隣の府中や狛江・多摩、また世田谷地域にもお知らせをすべきだと思いました。

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お茶を飲みながらリラックスしてお話しできます。

*私も今日初めて参加をしましたが、始めに自己紹介と今日来た理由、冬の防寒対策と言えば・・という和やかな雰囲気のところから入り、そのあとに本題でみなさんと一緒に学ぶので、とてもリラックスをしてお話をすることができました。今回は「期待されるからがんばれる」をテーマに、みなさんが日々感じていることの思いの分かち合いができ、他人事ではなく自分に置き換えて聴いていました。自分自身を振り返る良い機会をいただけることができたなと感じています。
飯野さんは、自分が講師にならないよう気をつけて、一市民として学習会に参加し、最終的には自分がいなくてもこういう場が続いてほしいという願いを込めてこの活動をされています。
(高橋 由茄)

『リカバリーの学校 調布校』
・開催日時 
4月9日(日) 13時〜15時
5月14日(日)の13時〜15時
市民活動支援センター「活動スペース はばたき」で開催をしています。
情報はこちらから
http://chofu-npo-supportcenter.jp/recoverychofu/
https://www.facebook.com/recovery.chofu/






<お知らせ>

■ クラシックサロン第37回

いまは無きアルぺジョーネに永遠の生命を吹き込んだシューベルトの名曲「アルぺジョーネソナタ」

【内容】シューベルト「アルぺジョーネソナタ」
【日時】4月19日(水) 14:00〜16:00
【場所】染地地域福祉センター 大集会室
【対象】クラシックが好きな方、もっと気軽に楽しみたい方、これからクラシックを聴いてみたい方・・。年齢を問わずどなたでも参加いただけるサロンです。
【参加費】無料
【問合せ】042-481-3790 染地コーナー 渡邉 (火曜日〜土曜日 9:00〜17:00)


■ うたごえサロン菊野台

大きなスクリーンを見ながら、みんなで一緒に歌いましょう!どなたでも自由にご参加いただけます。

【内容】曲目(予定)青い山脈、上を向いて歩こう、 北国の春、早春賦、浜千鳥、他                   【日時】3月26日(日)10:30〜12:00 毎月第4日曜日開催予定
【場所】菊野台地域福祉センター 大集会室
【費用】無料 
【備考】当日直接会場にお越しください。
【問合せ】 042-481-6500 菊野台コーナー 青木 (火・木・土 9:00〜17:00)


■ こんぺいとう 子育てひろば始めます!!

自由にのんびり楽しい時間を過ごしましょう!
                  
【内容】子育て中の親子、遊びに来てください。おしゃべりして交流しましょう。
*4月オープニングでは、手作りおもちゃをプレゼント♡
【日時】4月4日、11日、18日 、25日(予定)
    火曜日 13:30〜16:30(14:00 おはなし会)
【場所】富士見町ふれあいの家(富士見町3-3-17)
【費用】無料
【対象】主に0歳児〜2歳児 親子
【備考】申し込み不要。当日直接お越しください。
【問合せ】NPO法人調布子育てを結ぶこんぺいとうの会 こんぺいとう子育てひろば
メール:hiroba@conpeitou.org 担当:横山


■ 退職された方・子育てを終えた方♪ちょいボラ♪しませんか?

地域でちょっとボランティアしてみませんか?「ボランティアガイダンス」

【内容】ボランティア活動について、調布市内高齢者・障がい者施設の紹介・ボランティア団体の紹介など、参加者の思いに寄り添ったボランティア活動を紹介いたします。どなたでもご参加ください。
【日時】4月7日(金)10:00〜11:00
【場所】染地地域福祉センター内 ボランティア室
【問合せ】042-481-3790 染地コーナー 渡邉 (火曜日〜土曜日 9:00〜17:00)


■ 染地パソコン教室 生徒さん募集

ご自宅でパソコンに向かっているとわからないこと、質問したいことがたくさんでてきませんか?
そんな時は是非ご参加ください。

【内容】テキストは使用しません。ご自分でわからないこと、やってみたい事を整理してご参加ください。パソコンの得意な先生が1人1人の質問に丁寧にお答えします。
【日時】月2回 第2・4土曜日 14:00〜16:00
【場所】染地地域福祉センター ボランティア室
【対象】パソコン初心者
【備考】会費なし
【問合せ】 042-481-3790 染地コーナー・渡邉 (火曜日〜土曜日 9:00〜17:00)


■ ZUMBA GOLD
                                               
無理なく、楽しく、リフレッシュ♬レッツダンス♪

【内容】ラテンをはじめ、世界中のダンス音楽を楽しみながらゆるやかに体を動かしていくプログラムです。はじめての方でも楽しくご参加いただけます。
【日時】4月1日(土) 13:30〜14:15
【場所】染地地域福祉センター 第1・2併用室
【持ち物】運動できる服装、運動靴、飲みもの、汗拭きタオル 
【費用】初回無料(2期目から1回500円)
【対象】どなたでもご自由にご参加ください
【問合せ】042-481-3790 染地コーナー 渡邉 (火曜日〜土曜日 9:00〜17:00)


■ ハッピーマニア(ZUMBA)と美ュ〜ティBodyWave

楽しく簡単にエクササイズできる、爽快なダンスフィットネスと美しいボディーラインを作るプログラム。

【日時】3月19日(日)10:30〜12:00
【場所】菊野台地域福祉センター 大集会室
【参加費】300円 保育あり(同じお部屋で保育士がお相手します)
【対象】どなたでも
【問合せ】 042-481-6500 菊野台コーナー 青木 (火・木・土 9:00〜17:00)


■ 音声ガイド・字幕つき映画体験会

目の不自由な方及び高齢者と共に、音声ガイド・字幕付き映画を楽しみます。

【内容】@ヤコブへの手紙 A家族はつらいよ
【日時】@3月22日(水)13:30〜15:30 A4月5日(水)13:30〜15:30  
【場所】@総合福祉センター2Fボランティア活動室
    A総合福祉センター4F視聴覚室
【備考】無料 どなたでもご参加ください
【問合せ】042-481-7695 小島町コーナー (月〜金 9:00〜17:30)





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●菊野台コーナー(あおき)

近所に気になるご高齢の方がいる」

「いろいろ困っていることがあるらしい」

と知っても、自分に何かできることがあれば役に立ちたいと考え、

行動に移せる方は少ないと思います。

菊野台コーナー近くの集合住宅で、

そんな思いから行動を起こした方がいらっしゃいます。

調布市社会福祉協議会には「ひだまりサロン」という事業があり、

そんな思いの方のお手伝いをしています。

ご近所でお互いを支えあい、

助け合うつながりができるといいですね。


●小島町コーナー(さとう)

ろそろ桜の開花予想ニュースが気になる季節ですね。

一度は京都で、満開の桜を愛でたい!!

と願いつつ、何回か花見旅行を計画しましたが、

少し早すぎたとか、すでに散っていたとか…

なかなかうまくいきません。

早く予約するのがいけない、と思いギリギリまで待ってみたら、

今度は予約いっぱいで行かれず…。

今年は願いが叶うでしょうか…。


●染地コーナー(わたなべ)

月3日は「ひな祭り」。

皆さん、どんな「ひな祭り」をお過ごしでしたか?

息子しかいない私にとって「ひな祭り」は遠い存在。

ところが、今年2月に入ると、ボランティアさんから

「和紙で折った立体的なお雛さま」に

「ちりめんの着物を着た小さな、小さなお雛さま」

「金屏風にぼんぼり」「雛あられ」。

ご近所方からは桃の花のプレゼント。

染地の皆さんの思いがけないプレゼントに、

ほっこり、ニンマリ!(^^)!

心温まる「ひな祭り」となりました。


●富士見コーナー(おかざわ)

30年にわたり、大切にしているものがあります。

プリズムです。

私が使用するのはガラス製の三角柱のプリズム2種類で、

太陽の光を通すと、虹色の光の帯ができます。

山、海、川、街、さまざまな所で虹色の光を眺めてきました。

その度にウキウキと頬が緩みます。

雨上がりは、空に虹が現れるかもとワクワクします。

その他、綺麗なものや好きなものを集めて入れている宝箱は、

開くたびに幸せな気持ちになります。

私の元気の源です。


●野ヶ谷の郷(よつや)

日は○○さんのお誕生日会をしました。

来てくださった方達とハッピーバースデイを歌いケーキを食べました。

○○さんはとても楽しそうでした。

90歳になられたのに、まだまだお元気。

これからも「野ヶ谷の郷」に来てくださいね。

私たちも元気がいただけるので・・・。

ある日のスタッフの日誌より。


●西部コーナー(くらしげ)

中ボランティアダンス部・合唱部のみなさん、今年もありがとう!!

2月4日「心も体も温まる地域交流祭」が開催されました。

会場は“笑顔”でいっぱい!

「去年来て楽しかったから今年も来ました」

「ダンスも合唱も素晴らしくて涙が出ました」

「ハンドケアが気持ちよかった」

「来年もよろしくお願いします」

など、声が寄せられています。

中学生の元気パワーが地域のみなさんをほっこりと温めてくれました。


●緑ヶ丘コーナー(おりはら)

月号のこの“つぶやき”欄で書いた、

両親共に身体に障がいを持っている、Aちゃん家族が引っ越してしばらくたったある日、

転居通知が届きました。

(信じることを、教わりました)

(人の手を借りることを、教わりました)

(調布に移ってから思っていた「地域の人たちと、一緒に卓球をしたい」ということも最後にできてよかったです。)

と添えられた、お母さんからのメッセージに、

思わず涙しました。

こちらこそ、ありがとう!!


(今回の記事は「えんがわだより」第131号に掲載しています)
posted by スタッフ at 10:29| えんがわだより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする